People

大西 正紀
リサーチャー/ディレクター
その後渡英し、2003〜2004年、設計事務所 Ushida Findlay Architects UKに勤務。帰国後、田中元子と共に、クリエイティブ・ユニットmosakiを共同設立。編集者・建築家・クリエイティブディレクターとして、主にメディアやプロジェクトづくり、イベントのコーディネートやキュレーションなどを行ってきた。
2004〜2006年、日本大学理工学部建築学科助手。2016年、株式会社グランドレベルの創業に参画。グランドレベルリサーチャー兼ディレクター。日々、世界のベンチからパブリックスペースの活用、都市計画まで、グランドレベルの視点で世界の事例を研究している。
History
第1期(1999 - 2003)

クリエイティブアクティビストとして
1999年、田中と大西が出会い、東京表参道に建っていた「同潤会青山アパートメント」の保存再生運動「DO+」を主宰。日本一アノニマスな人々に愛されていた建物を通して、設計者、デベロッパー、地権者、周辺住民、第三者など、さまざまな立場のひとびととの対話を重ねる。建築やまちの成り立ちの複雑さを体現し、ウェブメディアや展覧会等で発信。新聞やテレビなど多くのメディアに取り上げられた。
主なプロジェクト |
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【主宰】DO+同潤会アパートメント(1999) |
【展覧会】「DO+ Puddle Puzzle vol1.青山アパート写真画展」(2002/東京表参道) |
【書籍】『リノベーションスタディーズ第三の手法』(2003/INAX出版/共著) |
第2期(2004 - 2010)

建築の楽しさを伝えるために
その後、1年間のロンドン生活を経て帰国。日本と海外における、建築・まちと市民との関係の違いを痛感し、建築やまちの楽しさを一般の人々に伝えることを目的にmosaki(モサキ)を主宰。以降、書籍、雑誌、イベントなどのメディアづくりを中心に活動を行う。この間、数多くの建築家やデザインに関わる方々にインタビューを行った。
【連載】「mosakiのイベント巡礼」(日経アーキテクチュア/2005-)、「妻・娘から見た建築家の自邸」(雑誌ミセス/2009-2011) |
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【雑誌特集】日経アーキテクチュア:「グラフィカルアーキテクチュア」、「洗練される“欲望の建築“」、「異業種シェアオフィス」、「建築写真をめぐる15の問い」ほか |
建築ノート:03,04,06,08号 菊竹清訓、藤本壮介、迫慶一郎、原研哉、CAt(小嶋一浩+赤松佳珠子)ほか |
【編集】『家のワークショップ』(ワールドフォトプレス)、建築の力シリーズ(藤森照信・伊東豊雄・山本理顕/INAX出版) |
【共著】『建築学生のためのハローワーク』(彰国社) |
第3期(2010 - 2014)

人と建築をつなぐためにできること
執筆、編集、デザインの仕事の一方で、言語も年齢も関係なく、誰もが楽しめる建築の市民啓蒙活動「けんちく体操」に参画。書籍出版をきっかけにテレビなど100以上のメディアに出演。多くの評価をいただくと同時に、国内にとどまらず、ドイツのバウハウス大学や南アフリカダーバンへと、その活動を広げていった。ドイツ、オランダ、南アフリカ・ダーバン、ドバイ、アブダビなど、この時期に、世界のさまざまな都市に触れたことも、グランドレベル設立へ向けた大きなきっかけとなった。
【受賞】2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)(2013)、第1回JIAゴールデンキューブ賞特別賞(2011) |
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【編集】『けんちく体操』『けんちく体操 首都高ドライブ編』(エクスナレッジ)『建築家の絵本シリーズ「くうねるところにすむところ」』(西沢立衛、乾久美子、全10冊平凡社)『新しい建築のみかた』(著:斎藤公男)『日本のカタチ2050』(著:竹内昌義×馬場正尊×マエキタミヤコ×山崎亮)『図解エコハウス』(エクスナレッジ)特集「触発し合って働く共有オフィス」(日経アーキテクチュア)ウェブマガジン「雨のみちデザイン」創刊 |
【講演】「子どもと建築:けんちく体操」(UIA東京2011)「第4回国際ンシンポジウム Communicating Architecture to Children and Youth」(2012/ドイツ・ワーマール) |
【書籍】『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』(2014|エクスナレッジ)。「まち建築」(彰国社) |
第4期(2014 - 2016)
2016.01 起業の半年前、デンマーク・コペンハーゲンのゲールアーキテクツを表敬訪問.会社設立に至るプロセスと今後についてレクチャーをさせていただきました.
2016.09.01 株式会社グランドレベル設立記念パーティーをアーツ千代田3331にて開催.都市・まち・建築に関わる多くの方々に来場いただきました.
まち・都市へ グランドレベル設立
2014年よりダイレクトにまちや都市、ひとに関わるプロジェクトに重点をシフトさせ、都市部の遊休地にキャンプ場を出現させる「アーバンキャンプ」や、個人がフリーで振る舞う「パーソナル屋台」ワークショップを全国に展開。2016年「1階づくりはまちづくり」をモットーとした株式会社グランドレベルを設立。2018年市民の能動性を最大限に高める1階づくりの新しいカタチとして「喫茶ランドリー」をオープン。また、ほぼ同時に、著書『マイパブリックとグランドレベル —今日からはじめるまちづくり』(2018|晶文社)を上梓。
【プロジェクト】 2014/11/1-3 「アーバンキャンプ」第一回開催 *以後、東京電機大学跡地から、アーツ千代田3331、呉市、国立近代美術館へと展開 |
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【プロジェクト】 2015/10/01 「パーソナル屋台ワークショップ」第一回開催 *以後、全国へ展開1000人以上が参加していくことに |
【社会実験】 2015/11/7 UR×ゲール・アーキテクツ 大手町川端緑道プレイスメイキング社会実験調査参加 |
【会社設立】 2016/9/1 株式会社グランドレベル設立 |
【社会実験】 2017/10/23-29 神田警察通り賑わい社会実験2017「神田ベンチプロジェクト」 |
【出版】 2017/12/4 『マイパブリックとグランドレベル』(晶文社)発刊 |
【プロジェクト】 2018/1/5 「喫茶ランドリー」オープン |
【受賞】 「2018グッドデザイン賞ベスト100」選出 |
【受賞】 2018/10/31 「2018グッドデザイン特別賞グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」受賞 |
【受賞】 2018/12/13 「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2018 無差別級部門最優秀賞」受賞 |
Team
*デザイナー、建築家、アートディレクター、家具デザイナー、まちづくり専門家、ウェブデザイナー、 ランドスケーパー、不動産専門家など
魅力的なグランドレベルをつくるためには、法規から税制、看板の大きさひとつから、家具や食器、ロゴやブランディング、そしてパブリックマインドを持った人たちのリーシングに至るまで、さまざまなレベルでの「デザイン」が必要となります。私たちは、これらを最良のバランスでつくるため、プロジェクトごとに左のような専門家たちを外部パートナーとしてチームを組み、取り組みます。2004年から、建築メディアづくりを行ってきた際に構築したネットワークを活かします。
Corporate profile

住所:130-0025
東京都墨田区千歳2-6-9
イマケンビル1階 喫茶ランドリー内
駅からのアクセス
・森下駅(大江戸線・新宿線)A2出口より徒歩5分(450m)
・両国駅(JR総武線)東口より徒歩9分(800m)
東京駅からのアクセス
・東京駅 日本橋口よりタクシーで10分(3.2km)
マップ